太田神社といえば、全国各地にありますが、
かきつばたが有名なのは、京都上賀茂の太田神社。
太田神社のかきつばたの群落は野生のもので、国の天然記念物に指定されています。
2,000㎡もある大田の沢は、5月半ば頃から見渡す限りにかきつばたが咲き乱れます。
「神山(こうやま)や 大田の沢の かきつばたふかきたのみは 色にみゆらむ」
平安時代に既に和歌にも詠まれていた、太田神社のかきつばた。
さて、2013年の見ごろですが、
今、まさに見ごろを迎えています。
2013年のかきつばたの開花は、GW終わりごろからで、
5月12日あたりから見ごろとなっています。
5月25日くらいまでが、かきつばたの見頃。
と、いうことで、今週末がピークとなりそうですね。
あいにく、明日、19日(日)は、雨の予報がでていますが、
かきつばたに雨、なかなか風情があってよさそうです。
ところで、かきつばた、とあやめ、ショウブって同じように見える花ですが
違いって?
「いずれがあやめ、かきつばた」といわれるように、そっくりで
なかなか見分けづらいのですが、太田神社の大田の沢にみられるように
湿地帯に咲くのがかきつばた、普通の土に咲くのがアヤメです。
で、花菖蒲は、どちらでも咲きます。
あとは、花の大きさと背丈。
一番背が高く花が大きいのが花菖蒲。
一番背が低く花が小さいのがあやめ。
かきつばたが中間です。
ちなみに、カキツバタは、「杜若」と書きます。